2021年11月23日
スペイン住宅販売件数は2021年9月に前年比40.6%増加し、53,410件が登記されました。スペイン統計局のデータによると、2008年4月以来、13年間で最も高い数字です。中古住宅の取引は42,500近くを記録しており、これは2007年5月以来の数値です。一方、新築物件は2014年3月から右肩上がりで、約11,000件の不動産売買取引数を記録しました。
不動産市場は、コロナウイルスのパンデミックによって低迷した2020年を経て、顕著に回復しています。前年と比較して40.6%という2桁を数える割合は、不動産ブームの時代以降見られなかった数値を記録しています。
2021年9月、登記住宅販売件数は前年比40.6%上昇し、53,410件にも昇りました。INEによると、2008年4月以来の数値です。これらのうち、79.5%が中古物件で、残りの20.5%は新築物件でした。
中古物件では前年比43.6%増加し、42,477件と取引数も増えています。これは14年以上前の2007年5月に記録した最高取引値と同じです。一方、新築物件は2021年9月に前年比30.1%増加し、8ヶ月連続で上昇し、2015年3月以来の最高の数字である10,933の販売件数を記録しました。2021年、住宅販売は2020年1月から9月の同時期と比較して37.6%増加しました。
ヨーロッパ大手不動産情報サイトの編集者であるフランシスコ・イニャレタは、「この統計は、低金利とパンデミックによる記録的な節約に支えられ、不動産市場が活発になっている事を示しています。金融危機で激しく打撃を受けた2008年4月以来、このような景気回復はありませんでした。パンデミックからの回復プロセスが完了しようとしていること、そして不動産市場がさらに復興するであろうことが断言できます。」とスペインの不動産市場に前向きなコメントをしています。