2023年4月13日
コロナのパンデミック以降、
外国人がスペインで再び住宅を購入する動きが増えています。
外国人によるスペインでの住宅の購入は、今年の上半期で72,987戸でした。
これは2007年の調査開始以来、最高の数です。
また、物件購入の平均価格も最高額を記録しました。
英国、ドイツ、フランスが引き続き最も多いですが、
今年の上半期にはオランダ、ノルウェー、アイルランド人による購入も目立ってきました。
オランダ、ノルウェー、アイルランドで見ると、2021年の前半と比較して、
2 倍以上になりました。
オランダ人によるスペインでの住宅の購入は今年(2023年)すでにスペインで3,641 戸の住宅を購入しました。
これまでで一番の購入で、国別で見ると7番目に多い結果となりました。
アイルランドでは1,395件の購入で、2007年以来2番目に高い数字、
ノルウェーの場合は979件の住宅購入が見られました。
外国人による住宅購入が伸びている理由
この急激な増加の理由は、専門家によると
在宅勤務の促進、良好な気候、他のヨーロッパ諸国よりも比較的低い住宅価格などがあります。
また、冬の寒さが北欧に比べて厳しくないことから、暖房費などの節約になるのも理由の一つです。
他にも、巨大なテクノロジー研究センターや金融機関がスペインに進出していることも影響しています。
また、不動産投資は収益性も高くリスクが少ないという見方や、
不動産価格が他国に比べて安いことも外国人投資家の増加の理由とみられています。
購入の平均価格は?
ノルウェー人は2,701ユーロ/m2、
オランダ人 2,252ユーロ/m2、アイルランド人2,092ユーロ/m2で、
外国人による平均購入価格は2,062ユーロ/m2でした。
(スペイン人の平均購入価格は1,560ユーロ/m2)
在宅勤務の普及、スペインの天候の良さ、他のヨーロッパ諸国に比べ住宅価格が低いことなどが、外国人による住宅購入の促進につながっています。
在宅勤務のブーム、好天、他のヨーロッパ諸国よりも低い住宅価格が取引を促進