今年の夏にスペインの海の家を購入した外国人分布図
スペインの太陽とビーチという代名詞の影響を受けて、外国人はスペインで家を購入したり家を借りることに魅力を感じています。スペイン沿岸の家を訪れる観光客の国籍の内訳は、スペイン人の81%に対して、外国人は19%に相当します。 ドイツ人は、海の家を探し求めることにおいて最も意欲のある外国人であり、主にバレアレス諸島(マジョルカ、イビザなど4島)を訪れます。ポルトガル人はアンダルシア州ウエルバの辺りで海の家を探しています。
ある不動産サイトのデータによると、英国人、ドイツ人、フランス人、アメリカ人は、購入や賃貸のため、6月にスペイン国内の海の家を最も訪問した外国人です。特に、英国人はスペインの沿岸地域で家を購入することに最も興味を持っており、その数は193の市町村に及んでいます。次にドイツ人が127の市町村を、そして54の沿岸の町をフランス人が訪れています。アメリカ人、オランダ人、スイス人、イタリア人、スウェーデン人も、スペインでの海の家の購入に非常に関心のある外国人です。
外国人が家を購入または借りたい場所
英国人は、ガリシア州のラ・コルーニャにあるムクシアとアンダルシア州グラナダにあるルビテでの住宅取引市場を独占しています。しかし、本当に英国人が興味を持っている地域は、アンダルシア州マラガのコスタ・デル・ソルです。そして、その中でも最も需要の高い市町村は、エステポナ、トレモリノス、マルベーリャまたはマラガ市です。サンタ・エウラリア・デル・リオなどのイビサ島の物件も英国人にとってはとても魅力的です。
ドイツ人は主にマヨルカ島、特にデヤ、カニャメル、カラ・ドール、サンタニー、カラ・ラチャダなどの市町村で家探しをしています。これらの地域では、ドイツ人はスペイン人よりも住宅取得に意欲的です。実際、カラ・ドール、カラ・ラチャダ、サンタニーにある不動産広告の物件の内覧の実施は、実にドイツ人が60%以上となっています。
しかしドイツ人はまた、家を購入するのに最も魅力的な町、プンタゴルダ、またはグラン・カナリアがあるラ・パルマ島のようなスペイン国内にある他のビーチエリアにも興味を示しています。
アメリカ人に関しては、エル・マスノウやサン・アンドレウ・デ・リャヴァネレスのようなバルセロナ県内での住宅購入の傾向があります。バスク州ビスカヤ、アンダルシア州カディス、またはガリシア州ラ・コルーニャでも同様です。しかし、最も注目すべきは、テネリフェ島ロス・シロスにある物件内覧実施の50%以上が米国人だということです。
フランス人は主にロサ、トッサ・デ・マール、ラスカラ、サン・フェリウ・デ・ギショルスなど、カタルーニャ州ジローナに位置する市町村を好みます。彼らはまた、バレンシア、アリカンテ、またはポンテベドラでも住宅を探しています。
イタリア人はバレアレス諸島を好む傾向にあります。具体的には、フォルメンテラ島とイビサ島で住宅購入をしていますが、彼らはまた、フエルテベントゥラ島でも探しています。
オランダ人に関しては、アリカンテが好きなです。実際、彼らはベニッサやハベアのような市町村で良く見かけられる外国人です。
一方、スイス人は主にガリシア州ラ・コルーニャで住宅を探しています。特に、最も需要の高い市町村は、カバニャ・デ・ベルガンティーニョ、カマリニャス、フィステラです。アンダルシア州グラナダのグアルチョスでは、スイスからの需要がスペイン人よりも多くあり、非常に際立っています。
最後にスウェーデン人について、ネルハというアンダルシア州マラガ県内にある村で、6月にこの地域の不動産への訪問中、全体でスペイン人の37%に対し、彼らは63%を占めました。トレビエハもまた、6月中にこの地域の物件内覧実施の50%がスウェーデン人に相応しており、彼らのお気に入りの町となっています。
家を購入するのに最も高価または最も安価な沿岸の市町村
バレアレス州フォルメンテラ島は、1㎡で平均7,736ユーロであり、販売額が最も高価な自治体です。そして、イタリア人が主な外国人バイヤーです。その後にカタルーニャ州ジローナのカダケスが続き、1㎡当たりの平均販売価格は6,145ユーロとなっています。フランス人がこの地域の主な外国人バイヤーです。イビサ島のサン・ジョアン・デ・ラブリチャでの販売価格は、1㎡あたり平均価格5,992ユーロで第3位となっています。
反対にガリシア州ルーゴのショベ村では、1㎡あたりの平均価格は476ユーロです。ここで家を買うことに最も興味を持っている外国人はイギリス人で、彼らは2番目に安い、アンダルシア州ウエルバ県のサンルーカル・デ・グアディアナでも、同様に興味を持っています。ガリシア州ラ・コルーニャにあるポンテセソでは、1㎡平均583ユーロの費用がかかり、この地域で家を購入することに興味を持っている外国人はロシア人となっています。
外国人の需要分布図で示される傾向
スペインでの物件購入に興味を持っている人の国籍を見直してみると、非常に少数派であることが際立っている外国人の存在があります。ガリシア州ラ・コルーニャ県ポンテセソで物件を探しているロシア人に紛れて、ラ・コルーニャのオウテセス村で家を購入することに対する、インド人の関心は顕著に現れています。香港人はまた、6月、特にカンタブリア州にある2つの村ポンテホとカマルゴで、海沿いの家を訪問しています。
ポルトガル人は本質的に、アンダルシア州ウエルバのアヤモンテ、イスランティヤ、ラ・アンティラなどの自治体で物件を探しています。ウルグアイ人は、主にバスク州ビスカヤ県の2つの自治体、イバランゲルアとスカリエタに関心を示しています。最後に、アンダルア州ウエルバ県のイスラ・クリスティーナで家を購入することに、シンガポールの人々の関心が集まっています。
まとめ
スペインのビーチは外国人を魅了し、彼らが夏に海沿いの住宅を購入または借りる割合は全体の2割にも及んでいます。この傾向は今後も続くでしょう。
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