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4月の中古住宅販売価格、再び上昇



スペイン不動産ポータルのidealistaが発表した最新の不動産価格指数によると、スペインの中古住宅価格は4月中に0.6%の上昇を記録し、1,794ユーロ/m2となりました。なお、四半期(1-4月)で見ると0.4%の上昇、2020年4月の数値で見ると前年比2.3%の上昇となっています。


自治体別の価格変動

中古住宅の販売価格はスペインの8地域で上昇しました。リオハ (1.2%) が増加率のトップで、バレンシア、バレアリック諸島、アンダルシア(いずれも0.6%)、ナバラ、カタルーニャ (いずれも0.5%)、カナリア諸島 (0.3%)、アラゴン (0.2%)と続きます。


一方、4月に最も値下がりした地域はアストゥリアス(0.6%減)で、次いでガリシア(0.4%減)、カンタブリア、カスティーリア 、レオン(いずれも0.2%減)となっています。


マドリッド、エウスカディ、カスティージャ・ラ・マンチャ、ムルシア、エクストレマドゥーラの各地域では、価格が横ばいとなりました。


3,132ユーロ/㎡のバレアレス諸島は、最も高価な自治区であり、idealistaが記録して以来の最高価格に達しています。次いでマドリッド(2,900ユーロ/m2)、エウスカディ(2,673ユーロ/m2)となっています。反対に、カスティージャ・ラ・マンチャ862ユーロ/m2)、クストレマドゥーラ(928ユーロ/m2)、ムルシア(1,050ユーロ/m2)が最も安い地域とな離ました。


地方別の価格変動

21の地方が前月比で価格低下を記録しました。なお、最も減少したのはルーゴ(1.8%減)で、次いでア・コルーニャ(1.2%減)、カセレス(0.9%減)、アストゥリアスとセゴビア(いずれも0.6%減)です。


一方、4月に価格が上昇した州のトップはクエンカ(2.1%)で、続いてウエスカ(1.3%)、ラ・リオハ(1.2%)、カステリョン(1%)、ハエン、コルドバ、サンタ・クルス・デ・テネリフェ(いずれも0.8%)となっています。


ギプスコアは、バレアレス諸島(3,132ユーロ/㎡)を抑えて、住宅購入費が最も高い州となっています(3,176ユーロ/㎡)。次いで、マドリッド(2,900ユーロ/m2)、バルセロナ州(2,707ユーロ/m2)となっています。


一方でシウダード・レアルは最も安い県で、1平方メートルあたりの価格は755ユーロです。次いでトレド(774ユーロ/㎡)、クエンカ(813ユーロ/㎡)となっています。


県庁所在地別の価格変動

4月に19の県庁所在において住宅価格が下落しました。最も急激な落ち込みを見せたのはGironaです。その次に、Lugo(2.5%減)、Huelva(1.5%減)、LleidaとHaén(いずれも1.1%減)と続いています。一方、カステリョン・デ・ラ・プラナは、最も価格が上昇した県庁所在地であり(5%)、次いでウエスカ(4.4%)、クエンカ(1.6%)、ソリア(1.2%)、サラマンカ(1.1%)となっています。


なお、バルセロナでは0.3%の下落、マドリッドでは0.1%の上昇を記録しました。


サン・セバスチャンは、4,864ユーロ/m2で、スペインで最も物価の高い首都です。次いで、バルセロナ(3,990ユーロ/m2)、マドリード(3,716ユーロ/m2)となっています。


一方で一方、リェイダは1012ユーロ/m2で県庁所在地では最も安く、ムルシア(1069ユーロ/m2)とウエルバ(1090ユーロ/m2)がこれに続いています。


まとめ

多くの自治体、地方、県庁所在地では価格上昇があった中、バルセロナは若干価格が下落しています。投資するにはチャンスだと言えるでしょう。将来的に売るとしても、賃貸物件として運用するにしても、この情報はとても投資家にとっては朗報といえます。


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