スペインにある別荘の8.9%がアリカンテに集中
スペインの住宅の14.6%は別荘
スペイン国内にある別荘の大部分は地中海に位置しています。国内の370万戸ある別荘のうち、おそらく326,805戸がバレンシア州アリカンテにあり、8.9%を占めています。2020年上半期の不動産セクターに関するCaixaBankの報告書によると、この種の資産は住宅団地の14.6%を占めています。 別荘の数が2番目に多い県はバレンシアで全体の6.1%(223,885戸)、3位はマラガで4.6%(170,438戸)です。
一方、アビラ、テルエル、ソリア、クエンカ、グアダラハラなどの内陸部では、住宅資産の30%が複数の家を持つ所有者によって占められています。逆にバルセロナ、マドリード、セビリア、ビスケー、アラバ、ギプスコアなどの県では、別荘が占める割合はそれぞれスペイン国内で7%ずつとなっています。
スペイン国内の別荘所有者の22%はマドリード在住者
マドリード在住者がスペインの別荘の所有者の22%を占め、バルセロナ在住者は12%です。この2県で、スペイン全国の別荘所有者の3分の1になります。
アンダルシア州マラガは所有者の居住地に関しては最も多様化した地域です。県内の別荘の所有者の24.5%はマドリード在住者で、次いマラガの19.4%、コルドバの12.1%が続きます。一方、カタルーニャ州のジローナ県は全く多様化しているとは言えない地域で、別荘の所有者の75%はバルセロナ在住者です。 反対に、アンダルシア州ウエルバとバレンシア州カステリョンの両県は、別荘所有者の70%が同じ地域内に居住しています。スペインの別荘所有者の平均年齢は、2009年の41.6歳から現在の47.6歳に上昇しました。また所有者の14.3%が、個人的な使用のために別荘を持っています。
まとめ
スペイン国内の別荘はアリカンテ、バレンシアなど地中海に集中しています。これは夏のバケーションを海で過ごす人が多いことを示しています。また、スペイン国内の別荘所有者はマドリードとバルセロナに居住しており、別荘所有者の平均年齢は現在47.6歳です。
別荘を親から受け継いだり、壮年期に自分で購入する傾向にあると言えるでしょう。
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