スペイン ニュース

バルセロナを中心としたカタルーニャの高級住宅市場が、過去最高レベルの活況に達しています。とくに エシャンプル地区では高級物件の価格が1㎡あたり8,000ユーロ 以上と、この10年間で最大100％の値上がりを見せています。さらにコスタ・ブラバの海沿いの別荘地では1㎡1万ユーロに達し、国際的な富裕層の需要が価格を押し上げています。 2025年に入ると、海外だけでなくスペイン国内の富裕層も積極的に動き始め、100万ユーロ以上の物件で競争が激化。特に人気なのは、150㎡前後で モダンリフォームが施され、天井の装飾やタイルなど歴史的ディテールが残る「改装済みの趣のある物件」 です。価格は120万ユーロほどですが、希少性が高く市場に出るとすぐ売れてしまいます。 実際、200万ユーロ以下の中古物件の約90%が、広告に出る前に買い手がつくほど。供給は非常に不足しており、開発業者も税制変更の影響で新規プロジェクトに慎重な姿勢を取っています。このため、 今後も価格が下がる兆しはありません。 それでもバルセロナはロンドンやパリより割安感があるため、国際買い手の人気は高

南ヨーロッパで展開する不動産マーケットプレイスが発表した最新レポートによると、2025年第2四半期（4〜6月）に同サイトで 契約された賃貸物件のうち、全体の8％が掲載からわずか24時間以内に成約 していたことが明らかになりました。 このような「 即時契約（Alquiler exprés） 」の動きは、スペイン各地で加速しており、特に住宅不足が深刻な都市で顕著です。 大都市（主要マーケット）ではバルセロナが最多 バルセロナ（Barcelona） ：12％ パルマ（Palma） （マヨルカ島）：9％ サン・セバスティアン（San Sebastián） ：9％ アリカンテ（Alicante） ：8％ セビリア（Sevilla） ：8％ ビルバオ（Bilbao） 、 マラガ（Málaga） 、 バレンシア（Valencia） ：各7％ マドリード（Madrid） ：6％（主要都市では最も低い） 住宅市場の過熱が明確に この調査から、スペイン各地で賃貸の 需要が供給を上回っている ことが明らかになりました。特に人気エリアでは、 物件が出るとすぐに契約が決ま

マドリードとバルセロナはスペインを代表する二大都市で人口も多く、新築住宅の価格は2024年に1㎡あたり5,000ユーロ近くに達しました。ただし注目すべきは、都市そのものより周辺地域での上昇が目立つ点です。 スペイン全体の...

2025年、スペインの主要都市で 住宅賃貸価格が前年比10％以上上昇 したと、不動産ネットワークの調査で明らかになりました。対象都市はバルセロナ、マドリード、バレンシア、マラガ、ビルバオなど。 家賃上昇の背景には、通常の長期賃貸住宅の供給減少 があります。...

2025年8月時点で、スペインには100万ユーロ超の高級住宅が43,707件あり、これらの84％がバレアレス（23%）、マラガ（20%）、マドリード（14%）、アリカンテ（11%）、 バルセロナ（11%） 、ジローナ（6%）の6県に集中しています。...

2025年7月、バルセロナの中古住宅価格が 過去最高となる1平方メートルあたり4,943ユーロ を記録した。前月比で+0.5％、前年比では+10.4％の上昇で、 スペイン全国平均2,471ユーロのおよそ2倍 に達している。 地区別では、...

2025年7月、スペインの中古住宅価格は1㎡あたり2,471ユーロに達し、 前年比14.7％の上昇で過去最高を更新しました。 直近3か月で5.1%、前月比でも1.4%上昇しており、価格の上昇傾向が続いています。 最も上昇率が高かったのはマドリード州（24.4%増）で、ムルシ...

2025年第一四半期のスペインの不動産市場における 住宅の利回りは7.3% で安定しており、特に バルセロナでは5.9% の利回りが記録されています。この数値は他の主要都市と比較して中程度であり、バルセロナは観光業やビジネス需要が高い都市であるため、住宅市場は安定しています...

2024年3月から施行されたカタルーニャ州における賃貸価格規制は 価格を安定させる一方、供給の減少 を招いていることが明らかになりました。データによれば、バルセロナとその他の地域で 新規契約数が大幅に減少 し、カタルーニャの首都ではマイナス収支が初めて記録されました。...