検索
スペイン新築住宅、都市より郊外で値上がり
- soyoeste3
- 8月27日
- 読了時間: 1分

マドリードとバルセロナはスペインを代表する二大都市で人口も多く、新築住宅の価格は2024年に1㎡あたり5,000ユーロ近くに達しました。ただし注目すべきは、都市そのものより周辺地域での上昇が目立つ点です。
スペイン全体の新築住宅平均価格は前年より7.6%上昇し、1㎡あたり2,528ユーロとなりました。これに対し、マドリード南部のパルラは+19.5%と最も高い伸びを示し、1,806ユーロ/㎡に。次いでアルコベンダス(+15.8%、4,697ユーロ)、アルコルコン(+14.5%、3,084ユーロ)、コスラーダ(+13.5%、2,891ユーロ)が続きます。マドリード市も+10.9%で4,688ユーロ/㎡に達しました。最も高額なのはポズエロ・デ・アラルコンで5,288ユーロです。
一方、バルセロナは上昇率わずか+0.9%でしたが、郊外のカステルデフェルスは+24.5%と急騰し、4,427ユーロ/㎡に。マンサナ(+16.2%)、サンタ・コロマ・デ・グラメネート(+12.5%)も伸びました。例外的にモンカーダ・イ・レイシャックでは-1.2%の下落となっています。
中心地の高騰を避ける人々が周辺に流れ、需要が供給を上回ったことが、郊外の価格上昇を後押ししているのです。



