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緊急警戒宣言解除後のスペイン住宅販売価格の分析

最終更新: 10月10日



スペインの住宅販売市場は、住宅バブルの崩壊以来の、このコロナウイルス危機における活動の影響はそれほど受けませんでした。
自粛期間中、そして現在のコロナウイルスの緊急警戒宣言解除開始月のバルセロナ、バレンシアの大規模な住宅市場の価格を分析していきます。

2020年、第2四半期末には、第1四半期と比較して緊急警戒宣言下の都市部で5.2%、または首都で 0.4%からの価格下落が見られましたが、地中海の3都市では逆に2.5%以上昇しました。7月には、カナリア諸島のラス・パルマス (1.4%) を除くすべての市場で、月次水準での価格下落が広がりました。

今年の第2四半期のほとんどは、コロナウイルスの大流行と戦うため、政府による緊急警戒状態での中、スペイン国内のすべての経済活動が麻痺させられ、国民の健康状況を改善しながら、地域に応じて様々なレベルのロックダウンを行い、ほぼ100日間、スペイン国民が家に閉じ込められました。 この期間中に、アンダルシア州マラガ県のマルティリコス・ラ・ロカ (-11.6%) や、カナリア諸島のシウダー・アルタ (-11.8%) のように2桁の価格下落が見られる地域もありました。



バルセロナ


バルセロナでの住宅販売価格は全体的に4月から6月にかけて (1.3%)上がりました。シウタット・ベリャ (0.6%)、ライシャンプラ (0.5%)、サン・マルティ (0%) の各地区では上昇し、グラシア (-0.2%)、オルタ・ギナルド (-0.4% )、サン・アンドレウ (-1%) 各地区では下落、というように広範囲に渡り、価格は1%の上昇から1%の下落の間で動きました。

バレンシア

バレンシア市の住宅価格は、スペインが経験した最悪の危機に影響はあまりありませんでした。平均で、中古住宅販売は6月末に前四半期比で2.6%増加しました。Turiaの16地区のうち、4月から6月の間に価格を下げたのはたった5地区でした : ベニクラメット (-3.3%)、ヘスス・イ・ラスカニャ (ともに-1.8%)、パトライシュ (-1%) とエル・プラ・デル・レア (-0.9%)です。 残りの地区では非常警戒宣言まっただ中で住宅価格上昇し、ラ・サイディア (4.9%)、ベニカラップ (4.6%)、カミンス・アル・グラウ (4%) のようにほぼ5%の上昇が見られました。 自粛期間中の住宅販売広告数の減少 (平均で- 17%) も、マドリードやバルセロナのような、大規模市場での差よりも緩やかでした。広告へのコンタクト数も、今年の第1四半期に対して6%下げただけです。 7月には、まさにバレンシアでも住宅販売の平均価格が1.9%下落し、1,807ユーロ/m2となりました。しかしロックダウンが命じられて4ヶ月たっても、いまだに楽観的な地区もあります。アルヒロス (0.2%)、カンパーナス (0.3%)、ポブラッツ・マリティムス (0.5%) 地区でそれぞれ1,993ユーロ/m2、2,086ユーロ/m2、1,800ユーロ/m2の価格を出しています。 一方で、4月-6月期に最も上昇した3つの地区のうちの2つ、ベニカラップ (-6.1%)、カミンス・アル・グラウ (-5.8%) では、それぞれ1,425ユーロ/m2と1,817ユーロ/m2の価格をつけ、顕著な低下が見られました。 バレンシアの最も高価な地区は、シウタット・ヴェリャ (2,897ユーロ/m2) 、ライシャンプラ (2,890ユーロ/m2)、プラ・デル・レアル (2,443ユーロ/m2) で、それぞれ7月に-1%、-2.3%の7月の価格下落を経験しました。


まとめ

スペインの都市バルセロナとバレンシアでの住宅販売価格の分析をしてみましたが、第2四半期に上昇し、7月にやや減少が見られました。一方で、価格変動のない地域もあり、興味深い結果となっています。

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