スペイン人の65%が引越しを考慮
パンデミックと外出自粛が原因でスペイン人の好みが変わりました。不動産会社Century21によって実施された調査によってスペイン人の現在の不動産意識事情が明らかなりました。
パンデミックと外出自粛が原因でスペイン人の好みが変わりました。不動産会社Century21によって実施された「不動産分野とスペインにおける コロナの研究」調査のデータによると、今の所、スペイン人の65%が引っ越す事を希望していますが、30%の人は引っ越したくても資金がなく、10%の人は事務処理や引越しが面倒くさくて引越しをしないとの事です。
なお、15%の人が外出自粛以前から引越しを計画しており、10%は計画していなかったが外出自粛後、引越しを計画しているという調査結果が出ています。また10人中9人のアンケート回答者は外出自粛中に、主に庭(43%)やテラス(32%)が足りないと感じたそうです。
その他にも、テレワークをするための特定のスペース(24%)や、子どもが遊べるスペース(20%)が足りないと感じたそうです。つまり、自宅に居る時間が増えたことで、家族それぞれが自分のスペースを持てる必要性が浮き彫りになったのです。
賃貸と持ち家のどちらを好むかについては、同調査によると、10人中9人以上が持ち家を好むことがわかっていますが、その理由は主に将来への投資と認識しているからです(56%)。賃貸という選択肢はまだ一過性のものとして認識されており人口の8%しか好んでいません。その主な理由は、現時点では購入のための投資をする余裕がないから(40%)、あるいは移動性を高めるため(29%)です。
まとめ
パンデミックによって、スペイン人の住宅に対するニーズが変わってきました。庭好きやテラス付き、テレワークを行えるスペースがある等の特徴を持った住宅の需要が増加しています。アンケートでは持ち家を持ちたい人が多いという結果が得られましたが、経済的問題で購入できない人の方が圧倒的です。スペインで今後投資をする場合は、上記の特徴を考慮して物件を探すのがおすすめです。
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