スペインで住宅ローンを組む外国人はどんな人?
スペインでは住宅を購入するために住宅ローンを申請する外国人がたくさんいます。 ほとんどはヨーロッパ出身者で、平均月収は約6,000ユーロ、20万ユーロ以上の住宅の購入に興味があり、固定金利のローンが最も多くなっています。
データによると、4月から6月(2023年)にかけて最も申請をしたのはイギリス、ドイツ、スイス出身者で、全体の42.5%を占めています。次いでアメリカ人、オランダ人、フランス人、アイルランド人、ベルギー人、イタリア人、スウェーデン人が続きます。
具体的には、月収が5,933ユーロ、価格が約210,000ユーロの住宅を探しており、ローン申請の平均金額は151,200ユーロです。(約24%の負債)
4月から6月にかけてのデータでは、平均月収3,277ユーロの世帯が17万5,000ユーロの住宅を購入するために約13万5,900ユーロのローンを求めていました。
ただし、この数字は国籍によって異なります。米国とスイスからの購入者の平均月収は9,000ユーロを超えていますが、
イタリアとベルギーからの購入者の平均月収は5,000ユーロ未満でした。
住宅の購入価格にも差があり、今回も米国とスイスがドイツと並んでトップとなり、平均価格は24万ユーロを超えています。
住宅ローン希望額についても同様の傾向が続いています。スイスは平均18万ユーロ以上でランキングトップ、米国は約17万5,400ユーロの住宅ローン申請で2位、ベルギーとフランスからのローン希望額の平均額は13万ユーロ未満です。
外国人の平均融資ニーズは約70%で、これはスペインの銀行が一般にセカンドハウスの購入資金に設定している限度額と一致しています。
外国人に人気なのは沿岸地域にある住宅です。
バレンシアでの申請が大部分を占めており、全体の29.4%を占めています。 次いでアンダルシア州とカタルーニャ州がそれぞれ21.3%と14.1%でした。
スペイン国内で最も高額な住宅ローン申請はバレアレス諸島とマドリードでの住宅購入で、どちらの場合も平均申請額は20万ユーロを超えています。
住宅ローンの70%以上が固定金利
今年の第2四半期では、非居住者が契約したローンの72%が固定住宅ローンで、25%が混合、変動住宅ローンはわずか3%でした。
住宅ローンの融資額は平均17万4,600ユーロ、住宅の購入価格も29万3,000ユーロ以上に上昇し、平均融資率は61%となりました。
4月から6月までの外国人の新規住宅ローン保有者の平均収入が8,668ユーロだったことを考慮すると、負債水準は21%で、専門家が推奨する最大値の30~35%を下回っています。過去3年間、この比率は15%から23%の間で推移しています。
日本人でも一定の月収がありましたら(会社員、公務員など)申請が可能な場合もあります。 詳しくは当事務所までお問い合わせください。
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