スペインで人気のある投資物件
スペインの大手不動産ポータルサイトが9月に実施した市場調査によって、スペインでは大きさが104m2以上で、寝室が3部屋ある、平均して191.106€(10月30日時点では約2325万円)以下の投資物件が人気である事がわかりました。
バレアレス諸島では、標準的な住宅物件の値段が343,900€に達していることから、最も高額な出費を伴う物件の需要が集中している地域です。これに続いて高額な投資物件の需要があるのはマドリード(284.728€)、バスク地方(263.381€)、カタルーニャ(242.474€)です。 一方、ムルシアは前述の地域より、115,522€と安値の住宅物件を求める投資家が多いです。この地域に続いて、カスティーリャとレオン(119.886€)、カンタブリア(130.368€)、アストゥリアス(131.177€)、アラゴン(136.596€)とラ・リオハ(137.911€)で140.000€以下の物件が人気です。
なお、エクストレマドゥーラの投資家は、より大きな家(196㎡)を好む傾向があり、次いでカスティーリャ・ラ・マンチャ(195㎡)、バレアレス諸島(118㎡)、アンダルシア(110㎡)、ムルシア(109㎡)、マドリッド、バレンシア共同体(いずれも107㎡)がいます。一方で、カンタブリアにおいては、75㎡と小さめの住宅が好まれており、これに続いてアラゴン(92㎡)、カタルーニャ(94㎡)も小さい物件が人気です。
大都市別の需要
サンセバスチャンでは、最も高額な449.920€の住宅物件が好まれており、これにバルセロナ(379.684€)、マドリード(346.673€)、パルマ(336.120€)、ビルバオ(304.592€)が続いています。なお、カディス(228.971€)、パンプローナ(228.964€)、マラガ(228.771€)では30万€以下の物件が人気です。一方、アビラでは最高額が100.030€にとどまっており、レイダ(105.511€)、クエンカ(107.516€)、ウエルバ(107.997€)、テルエル(111.312€)と続いています。
大きさに関しては、ムルシアとパルマはより大きな物件(115㎡)を好む都市で、アリカンテ(110㎡)、バレンシア(109㎡)、サンタ・クルス・デ・テネリフェ(108㎡)と続いています。次にマドリード、アルバセテ、パンプローナの3都市はともに107㎡程度の物件を好んでいます。一方、ウエスカ(90m2)、サラゴサ(91m2)、バルセロナ(94m2)は小さめの住宅が人気です。
まとめ
都市によって差異はあるものの、平均的に104m2以上で、寝室が3部屋ある、住宅物件がスペインでは人気があり、特に前の記事でも述べられた様にバルセロナは月額賃貸料が高い為、投資家にとっては魅力的な投資先であると考えられます。
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